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滅菌方法にはさまざまな方法がありますが、当院ではオートクレーブを使用した高圧蒸気滅菌を採用しております。この滅菌方法は医療現場等において最も一般的な方法になります。
オートクレーブの構造は圧力釜と同じ原理で、水を入れた密封状態の中で122度の高温、高圧の状態を作り、菌を死滅させます。 医療現場等で使用されるオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)を用いて、病原菌などのあらゆる微生物をすべて除去し、衛生面や感染防止に万全を期しております。
院内感染の多発などを背景に、徹底した感染管理が求められる昨今、オートクレーブは必需品。日常生活でよく耳にする「殺菌」とは、対象や程度を含まずに菌を殺すことを指します。そのため、消毒液に浸す等の殺菌処理では菌の数を減らすことは可能ですが、完全に「死滅」することは出来ません。それに対し、「滅菌」とはすべての微生物、およびウィルスを 「死滅」させることを指します。
⇒なぜより高温が必要なの?
微生物の滅菌を行うとき大きな問題になるものに、一部の細菌が形成する芽胞(がほう)の存在が挙げられます。
⇒芽胞(がほう)とは?
細菌細胞は周囲の環境がその細菌の生育に不利な状況になると死滅するのが一般的です。しかし、ある種の細菌は乾燥、高温などの自分にとっての環境条件が悪くなると、芽胞とよばれる硬い殻を作 って休眠します。この芽胞の状態にある細菌まで完全に殺す(=滅菌する)ために、より高温での処理が必要となります。
⇒院内で使用しているオートクレーブです。
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