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2020年2月号『新型コロナウイルスに負けない免疫力を!』

首相官邸のウエブサイトに『新型コロナウイルス感染症に備えて 一人ひとりができる対策を知っておこう』というページがあり、普段の健康管理という項で、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておくことが大切であると掲載されています。

ウイルスに感染しないために、手洗い、うがい、マスクの着用も大切ですが、積極的に自身の免疫力を高めることも非常に大切です。

中国医学の特徴の1つに、「未病先防(みびょうせんぼう)」(=病気が発症する前に未然に防ぐ)という考え方があります。これは病気にかかりにくい体質を作り、病気を未然に防ぐことを重視した「予防医学」という中医学独特の考え方です。

鍼灸治療が生体防御機構に及ぼす影響は大きく、鍼灸治療による免疫力向上の効果が証明されています。

「鍼治療」をすることにより、NK(ナチュラルキラー)細胞やT細胞の移行を促進することが報告されています。NK細胞は、ウイルス感染した細胞を破壊し、ウイルスの排除を行う作用があります。

T細胞は、キラーT細胞とヘルパーT細胞の2種類に分けられます。キラーT細胞は、ウイルス感染細胞やがん細胞を殺傷し排除する細胞性免疫です。ヘルパーT細胞は抗原刺激に応答して、他の免疫細胞のはたらきを調節します。

近年になって、感染防御に重要なTh17細胞も発見されています。

また、「灸治療」では、マクロファージが治療後と5日後に活性化する事が認められています。マクロファージとは、体に入って来る異物(細菌など)に対して、貪食(異物を細胞内に取り込み殺菌する働き)する作用のことです。

※アフリカでの結核予防、HIV/エイズとの重複感染や薬剤耐性結核といった脅威を取り除くために「灸治療」が用いられています。

*鍼灸治療は、予防医学としても有効であるので、鍼灸治療で、自身の免疫力をアップすることが、今回の新型コロナウイルス感染症の予防にも効果的です。

投稿者:tcm-editor

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