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2013年11月号 デトックスと中医学

デトックスデトックス (detox) とは、体内から毒素や老廃物(有害な物質)を排出させることです。
※(有害な物質の多くが脂肪に蓄積されることから、ダイエットと関連付けられることも多い)

この毒素や有害物質を中医学では三毒と呼ばれ、「食毒・水毒・血毒」に分けられます。
これらの三毒をデトックスさせるための効果が鍼灸、漢方薬、推拿にはあります。

もともと人体には肝臓や腎臓といった有害な物質を取り除く機能を備えています。
しかし何らかの原因で、肝臓や腎臓が機能できず、体内から毒素や老廃物(有害な物質)を排出されにくい状況になれば、
漢方は自然の生薬によってデトックスをし、鍼灸や推拿は身体の経穴(ツボ)を刺激してデトックスを促すことで健康を保ち、さらに肝臓や腎臓を回復させることができます。

○三毒デトックス

  • 食毒…合成添加物や農薬、薬等の毒以外に、消化不良や過食等が原因で、胃に飲食物が停滞し、腐敗することによって生じた毒や、便秘で便が腸に停滞し腐敗することによって生じた毒等がこれに当てはまります。
    食毒により、頭痛や頭重、肩こり、耳鳴り、めまい、動悸、宿便、冷え、のぼせ等が起こります。
  • 水毒…体内の水分代謝がうまくいってない状態で、中医学では水分の滞り、体内に溜まった病的な水分・体内の余分な水分がこれに当てはまります。水毒により、咳や喘鳴、息切れ、悪心、嘔吐、下痢、便秘、発汗、口渇、浮腫、排尿障害等が起こります。
  • 血毒…血液粘度の過剰や血液不足や血液成分の希薄、血液の熱や血液の冷え、?血(血液の停滞や血流低下)がこれに当てはまります。血毒により、月経異常や頭痛、頭重、肩こり、耳鳴り、めまい、動悸、不眠、冷え、のぼせ等が起こります。


投稿者:tcm-editor

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