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“多嚢胞性卵巣症候群を克服して出産”
2000年5月 月経不順と不妊で婦人科を受診。多嚢胞性卵巣症候群と診断され、排卵誘剤、卵胞ホルモン、黄体ホルモン等での治療を始める。 2000年12月 なかなか妊娠に至らず、当院を受診。 2001年1月 ホルモン剤などを服用するも副作用が強く、服用をやめ、婦人科での治療を中止。 当院で、鍼灸治療を続ける中、月経周期が改善され安定。月経にまつわる不調も軽減。 2002年2月まで1年間、当院で治療されたが、1年ぶりに月経周期が延びたので婦人科を受診すると妊娠が判明。 2002年10月 無事に元気な男子を出産(当時30才)。現在は、3児の母親に。
多嚢胞性卵巣症候群では、全く排卵しなくなってしまう場合、時々、排卵する場合、月経周期が延びてしまう場合、黄体機能不全になる場合など症状は様々。どの症状をとっても不妊に直結する大きな問題。
今回の不妊症の方は、中国医学的に分析すると、頭痛、肩こり、月経が遅れる、生理痛が強い、月経血にレバー状の血の塊が含まれるなどの症状から「お血(おけつ)タイプ」と診断。
お血(おけつ)とは、うっ血や血行障害など血の流れが滞り、または、それによって引き起こされる様々な症状を指す。鍼灸治療では、骨盤底の血流を改善し、新鮮な血液が十分に卵巣や子宮に行き渡るようにすることで、卵胞の発育を促し、排卵や着床を促進させた。さらに、根源的に身体全体の血流を改善する治療を継続し、妊娠しやすい身体づくりを行う。
鍼灸治療には、
などの効果がある。
※「お血」の”お”は「やまいだれ」に於。
投稿者:tcm-editor
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