no image

2010年8月号 冷え性と不妊治療

頭痛冷え性は、女性によく見られる症状です。身体が冷えているということは、単純に全身の血流が悪いと考えられます。

妊娠するためには、子宮などの血流がスムーズで、胎児にどんどん栄養を送り込める状況であることが大切であり基本です。下半身が冷えると血液の循環が悪くなり、子宮や卵巣に血液やホルモンが行き渡らないために、子宮や卵巣の機能が低下し、不妊の原因となるのです。

洋医学では、「冷え性」をホルモンバランス異常型の冷え性、自律神経失調型の冷え性、低血圧型の冷え性、貧血型の冷え性などに分類し、各々のタイプにあった治療をします。

不妊の各原因に効果のあるツボに鍼治療することで、血流を改善し、冷えを取り除き、温熱作用を与え、体調を整え、卵巣、子宮など骨盤内器官の機能を改善し、妊娠しやすい体質をつくるのです。

「不妊症に対する鍼灸治療の効果」

  • ホルモンバランスを改善し、妊娠しやすい状態にする。卵巣機能を向上させ、質の良い卵子を育てられる。
  • 子宮の血行促進により受精卵が着床しやすくなる。
  • 排卵誘発剤の使いすぎで低下した卵巣機能が回復する。
  • 不妊によるストレスと体調不良、精神面の不安を解消する。
  • 腹部や下半身の冷え症状を改善する。
  • 西洋医学によるホルモン剤などの副作用を軽減する。

投稿者:tcm-editor

一覧に戻る