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月経痛を引き起こす主な原因は、大きく2つに分かれる。
中国医学では月経痛の原因を「ストレスや精神不安が原因のタイプ」「主に体の冷えが原因のタイプ」「人間が持っている根本的なエネルギーや栄養素が不足しているタイプ 」「月経と関係する臓器の虚弱なタイプ」などに分別する。人体の活動をささえているエネルギー(気血=きけつ)の働きが、上記のような原因により悪くなり、子宮の血液の流れが滞ると、月経痛が発生する。
月経痛に対する鍼灸治療は、鎮痛剤で痛みを抑えるのではなく、体質や症状、痛みの性質などを細かく診断し、患者の病態に応じた根本的治療をする。
さらに、体質改善されるまでに起こりうる痛みには、月経痛が月経の前後に多く現れることから、月経の5~10日前および月経終了の3~5日後に集中的に鍼灸治療を行うことによって、痛みを軽減させる。このように治療時期を患者の月経周期に合わせて行う「月経周期療法」と、根本的原因から治療する「根本治療」を併用することで高い治療効果を発揮する。
投稿者:tcm-editor
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