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先週、北京オリンピック開催中の北京を訪問し、北京中医薬大学で留学時に同じ研究室で机を並べた医師達と大学付属病院でいろいろな話をした。 その中で興味深かったのが、最近、鍼灸外来に訪れる患者さんに、肩こり症状を訴える方が以前より増えていると言うことです。おそらく社会がとても速いスピードで変貌し、中国も日本並にストレス社会になりつつあるからではないでしょうか?私が留学していた10年前には肩こり症状を臨床現場で診る機会は少なかった。
では知っているようで知らない、肩こり症状とはどのような症状のことでしょうか?
また、肩こりが原因で起こる症状も多く、頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気を伴うことがあり軽視できません。肩こりは上記の原因により、首、肩、背中の筋肉が疲労し硬結(コリ)を形成することにより、血行障害を起こし筋肉に疲労物質が溜まり、肩こりの不快な症状が起こる。
中医鍼灸治療では、硬くなった筋肉(コリ)に対する局部的な治療ではなく、それぞれの肩こりの原因に合った、トータル・ケア(全身治療)を行う、肩だけではなく手足の自律神経を整える経穴(ツボ)に刺激を与え、硬結(コリ)の原因を解消し、血行を改善することで疲労物質を排出、新陳代謝を促進する。根本的な肩こりの治療のためには原因・体質を詳しく診断し、患者さん一人一人にあった治療を行うことが大切。
投稿者:tcm-editor
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