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2007年3月号 コレステロール

成人病の代名詞でもあり、動脈硬化の最大原因がコレステロールである事は良く知られています。コレステロールは、高タンパク、高脂肪、高カロリーな欧米型の食生活や、運動不足などが原因で増えます。

コレステロールコレステロールは、粒子が大きいので、動脈の壁にひっかかりやすく、若い 頃は、ひっかかってもすぐ分解して処理してしまうのですが、年をとって処理能力が悪くなってくると、分解しきれなくなって血管壁に残ってしまうのです。そ れがだんだん溜まっていくと、動脈の壁が固くなって動脈硬化を引き起こしてしまいます。

コレステロールには悪玉(LDL)と善玉(HDL)があり、特に悪玉が多いと血管が詰まりやすくなり、動脈硬化をもたらします。一方、善玉コレステロールには悪玉コレステロールを除去する働きがあり、血管や組織の内部を正常に保つとともに脳や神経をつくる材料ともなるのです。

善玉コレステロールを増加させ、正常な血流、正常な血管を取り戻す効果の高いのが鍼灸治療です。

中国医学では、現代医学の投薬のみの治療に頼らず、漢方薬や、鍼灸治療を併用します。こういった現代医学と中国医学を組み合わせる治療(中西結合医療)は、中国のみならず、世界的な動きです。

投稿者:tcm-editor

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