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頻尿に悩んでいる男性が病院で前立腺肥大症と診断された場合、α1受容体遮断薬(αブロッカー)が処方されますが、服用しても効果のでないことも多いです。これまで男性の頻尿は、そのほとんどが前立腺肥大、前立腺炎によると考えられていましたが、近年、過活動膀胱タイプ、あるいは、前立腺肥大症と過活動膀胱の混合タイプなどであることが判ってきました。そこで、西洋薬での治療だけではなく、大学病院の臨床でも中国医学を積極的に取り入れ、「牛車腎気丸」という漢方薬を併用することで効果を上げています。「牛車腎気丸」を処方した場合の報告には、「牛車腎気丸はトイレに行きたいという感覚を低下させ回数を減らします。一方、排尿時に膀胱の収縮力を落とさないので残尿は少ない」とあります。
中国医学では、前立腺肥大、前立腺炎から起こる頻尿以外にも、女性に多い膀胱炎、神経性頻尿、過活動膀胱、神経因性膀胱などが原因で起こる頻尿に対しても、漢方薬の投与や、特に鍼灸治療で、高い効果を上げています。
鍼灸治療では、下腹部の血流を改善することで膀胱周囲の筋肉の増強、膀胱の緊張度合いを調節し、麻痺した膀胱の神経を回復し、炎症を解除し頻尿症状を改善するのです。
投稿者:tcm-editor
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