トミー:今年も花粉症アレルギーの僕にとって辛い時期に突入しました。
なんとか、花粉症を鍼灸治療や漢方薬で治せないですか?😭
SO院長:花粉症は、日本では「国民病」と言われるほど、苦しんでおられる方は多く問題です。
トミー:病院でもアレルギー症状って、どれも治療が難しいですね。🧐
SO院長:アレルギー体質を根本的に体質改善する必要があるので、簡単ではないですし、時間もかかります。
トミー:すぐに治らないですもんね。😰
SO院長:そうですね、特に花粉が多い時期には、アレルギー反応から起こる炎症に対しての治療が優先となり、体質改善までなかなか同時に進められないからです。
トミー:でも、その体質改善治療で、アレルギー症状も治るのですか?
SO院長:以前は、中国では少なかったアレルギー疾患も、近年は増加傾向にあり、
いろいろなアレルギー性疾患の中国医学治療の研究論文など、多く発表されるようになりました。
トミー:中国には、花粉症は無いんですか?
SO院長:はい、あまり聞かない症状ですね。
でも、アレルギー牲鼻炎は多いですよ。
アレルギーの体質改善治療について詳しく、説明しますね。
「花粉症の中国医学治療」
鼻や目の粘膜に花粉が付くことで炎症を起こす花粉症は本当に辛く不快なものです。
花粉症の患者数は、国内で約3,000万人と推定されており、日本でもっとも多いアレルギー疾患です。
現在も患者数は増加しており、今後も増加が続く傾向です。
花粉症は、現代の文明社会が作り出した負の部分でもあります。
道路のアスファルト化で花粉が土に吸収されずに風に吹かれて飛散する。
国の偏った植林政策で、杉が異常に多くなり、さらに、無理な宅地開発などが森や林の生態系を狂わせました。
また、大量の排気ガスによる大気汚染などが原因となっています。
また、花粉症になる人と、ならない人がいるように、花粉に対する耐性などには、人それぞれ大きな差があるのも事実です。
中国医学では花粉症になってしまう体質を
「衛気の虚証」といって、
「免疫力の低下」と診ます。
そこで「衛気を補う」、免疫力を高める治療をします。
このような根本的な治療こそが、慢性化したアレルギー疾患には極めて大切です。
抗アレルギー薬や鼻炎薬での対症療法により炎症が少し軽くなったら、病気を根本から治療することが大切です。
中国医学には
「冬病夏治(冬の病は夏に治す)」
という言葉があります。
例えば、冬に必ず喘息を起こすという方に、喘息の起こらない夏に予防のための根本治療を受けてもらうと翌年の冬には喘息が起こらない、または軽度で済むという様な、体質改善治療は、発症時期に規則性のある疾患には大変有効です。
中国医学は予防医学としても、大変有効です。
現代医学で行き詰った場合は別の角度から治療を試みることも大切です。
『西洋医学とは違う角度から人体を診る鍼灸治療は、もう一つの医学なのです』



