トミー:友達の父親が、血糖値が正常値より少し高いと診断されたらしいんです・・・。
血糖値が高いと言っても、少しだけだからまだまだ軽症みたいですけど🤔
SO院長:軽症だと安心するのは良くないですよ☝️
膵臓が、血糖値を正常範囲内に保とうと懸命に働いてきたけれど、とうとう保てなくなり、異常値が出てしまった状態です。
つまり、もう軽症どころではなく、糖尿病になってしまったのです・・・。
トミー:そんな・・・あまり脅かさないであげてくださいよ!😭
僕まで心配になってきました。そもそも、糖尿病っていつからあるんですか?!
SO院長:遥か昔からある病気です。
中国医学で糖尿病を治療してきた長い歴史があります。
トミー:鍼灸治療や漢方薬で良くならないですか??
SO院長:生活習慣、食習慣を見直し、鍼灸治療や漢方薬で体内のバランスを正常に戻し、膵臓や血液の健康を取り戻せば、改善する可能性はあります。
トミー:もう少し、糖尿病の中国医学治療などを詳しく説明していただけませんか?🙏
SO院長:了解です。🫡
「増え続ける糖尿病の鍼灸治療」
二千年以上前に記された中国医学の古典「黄帝内経」にも、糖尿病のことが「消渇病」という病名で記載されています。
「消」は体内の水分消耗、
「渇」は口渇の意味で、体内バランスが崩れ、熱亢進気味になり水分が不足し、口が渇く
という症状から名付けられました。
中国医学では、病気の進行状態によって病態は、上消・中消・下消の3段階に分類し、上消から下消に進むにつれて重症化していきます。
中国医学では、この病気は「肥貴人之病」
(偉い人やお金持ちの贅沢病)と言われ、
甘いものの摂りすぎ、高カロリー食、飽食や過度な飲酒などが主な原因となり、体内に湿熱を発生させたり、痰湿(食べ物と脂質代謝障害の産物)を生じることで起こると考えています。
中国医学の糖尿病に対する治療では、
体内の水分を補い、余分な熱を抑え、さらに痰湿を取り除いて体調を改善させていきます。
最近の研究から西洋医学でも糖尿病の多くの人が高脂血症やコレステロール異常を伴っていることから、「血液の健康状態」も大きく関与していることが分かってきました。
これは、上記の中国医学で言う、痰湿に相当する考え方です。
糖尿病は、二千年以上前に中国医学では、血液の流れが悪くなることを解明していたことに、本当に驚かされます。
『西洋医学とは違う角度から人体を診る鍼灸治療は、もう一つの医学なのです』
○糖尿病の初期症状
・喉が渇く
・飲水回数が増える
・尿の回数が増える
・体がだるい
・疲れやすい
・食べているのに体重が減る
・手足がしびれる
○空腹時の血糖値
110未満:正常
110~125:糖尿病予備軍
126以上:糖尿病



