SO院長のBLOG(記事)

トミー:中国の病院には、マッサージ科があるんですか?

 

SO院長:はい。中国医学科の針灸科や中医内科などと同じように推拿(中国医学式マッサージ)科があります。

 

トミー:病院の中にあるって凄いですね、推拿治療も保険がきくのですか?

 

SO院長:保険適応ですよ。鍼灸治療、漢方薬治療と同じように。

ですが治療部位のみの推拿治療ですので15分ほどですが・・・。

 

トミー:たとえ15分でも、保険で負担がなく推拿治療を受けられるのは良いですね。

 

SO院長:西洋医学的に言うと,自律神経のバランスを整える作用があるので、整形疾患の痛み治療のみならず、例えば,胃腸が弱い、不眠、倦怠感など多岐の治療を推拿科では行っています。

 

トミー:効果が認められているからこそ,保険適応なのですね!

 

SO院長:はい。ちなみに中国では、推拿治療と同様に、鍼灸治療、漢方薬治療も保険適応です。

 

トミー:早く,日本も中国のように中国医学の治療にも保険が適応されると良いのに。

 

SO院長:何よりも、必要としている患者様のために、僕も全く同感です。

日本では、いつでも、どこでも、誰でも、安全で質の高い医療を受ける権利が基本的人権として平等に保障されているのですから、鍼灸治療や漢方薬治療で,現在の医療の足りない部分を補完するべきだと思います。

 

「推拿治療(中国医学式マッサージ)」

推拿(中国医学式マッサージ)とは、中国の2千年以上の歴史を持つ

中国医学3大療法(鍼灸治療、漢方薬、推拿)の1つです。

長年の臨床と研究を経て、現在、中国の総合病院には、

内科や外科,針灸科などと並んで推拿科があり

外来患者、入院患者の診断や治療に当たっています。

中国では、医師免許を持った医師が、鍼灸治療、漢方薬治療、推拿治療を各症状に応じて治療法を選択、併用し、治療しています。

肩こりや腰痛などの運動器系疾患の治療はもとより、

内科などの他科から、送られてくる内科疾患や各種疾患の治療、

さらに脳疾患後遺症の半身不随者のリハビリ治療なども行っています。

推拿治療では、痛みなどの運動器系疾患には、直接患部の筋肉や靭帯、軟部組織に手技を行い治療しますが、

内科疾患などの場合には、

中国医学理論に基づき100種類以上もの手技を用い

経絡(ツボの並ぶ筋道)経穴(ツボ)を効果的に刺激し、内臓の働きを調節し生理機能を回復させます。

「外力(推拿手技)→経穴(ツボ)→経絡→内臓器官調整」

身体の外から与えられた心地よい圧刺激が、経絡という道を通って内臓器官に伝わり、自己の治癒力を引き出します。

『西洋医学とは違う角度から人体を診る鍼灸・推拿治療は、もう一つの医学なのです』

推拿療法には、
按(手や指で軽く押す)・
揉(なでるようにして揉む)・
推(強めに押して揉む)・
拿(持ち上げるように揉む)・
摩(こするように揉む)・
擦(擦るように揉む)・
捏(つまむように揉む)

などの基本手技と、それらから派生した100種類以上の手技があります。』

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