SO院長のBLOG(記事)

トミー:最近は日本の鍼灸学校では、学生が集まりにくくなってるらしいです。😔

僕たち先輩となる鍼灸師が、素晴らしい仕事であることを伝えきれていないのでしょうか。😭

 

SO院長:日本では鍼灸治療は保険診療ではなく、実費治療では、患者様の負担も大きいです。このような現状では、開業しても院の運営を安定させるのが非常に難しいことも関係しているではないかと思います。

 

トミー:鍼灸師の資格を取って、開業しても安定した生活ができないとも聞きますしね・・・。😭😭😭

 

SO院長:本来、医療は保険診療であるべきなのですが・・・。
現在、日本の医療費は、失われた30年という経済成長ゼロの中、同じ30年で倍に急増しており、鍼灸治療が保険適応になるのは難しい状況です。

 

トミー:今後も保険適応になることが難しくて、実費治療でやっていくしかないとなると、この道に進むに対して相当な覚悟が要りますね・・・。😮‍💨

 

SO院長:保険はさておき、先ず大切なのは、世界標準の中国医学をしっかり学び、高い医療技術を提供できるようになることです。

 

トミー:中国医学を学ぶために、中国留学する学生も減ったと、以前このブログで教えてもらいましたね。

 

SO院長:日本では学生が減ってきていても、世界に目を向けると、中国医学の需要は高まっています

 

トミー:そうなんですね!😃暗い気持ちになってきていてので、嬉しいです!

 

SO院長:先月の鍼灸関連のアメリカの記事を紹介しますね。

 

「鍼灸学と中薬学を学ぶ大切さ」  

「バスティア大学、サンディエゴとシアトルで中薬学(漢方薬)と鍼灸学のハイブリッド修士課程を開設」

という記事が、アメリカのオンラインプレスリリースサービス「PRウェブ」のWebサイトに掲載されています。(PRWeb 2025.2.24)

バスティア大学(Bastyr University)は、ワシントン州ケンモアと、カリフォルニア州サンディエゴにキャンパスがあり、自然療法の研究と教育に生涯を投じたジョン・バスティア博士らにより1978年に創設されたアメリカの大学です。

自然療法の厳正なカリキュラムと、臨床研究で世界的に定評があります。

自然治癒力を尊重し、心と身体、精神は本能的に一体であるという考えに立ち、教育と研究、臨床への統合的なアプローチを行っています。

このバスティア大学において、

新しい課程【鍼灸学修士課程と中薬学(漢方薬)専攻課程】を設けたという記事です。

バスティア大学:鍼灸・東アジア医学科長のアンジェラ・ツェン博士は、

「このプログラムは、学士号を取得し、中薬(漢方薬)や鍼灸治療者としてキャリアを積み、資格を取得したい学生にとって素晴らしい選択肢である」と述べている。

鍼灸漢方薬といった中国医学は、

アメリカで、今後ますます需要が高まってきおり、その様な現状が、修士課程の新設に大きく関係しているのだと思います。

また、世界では、鍼灸治療のみでなく、

鍼灸治療と漢方薬の両方を学び、

中国医学的診療を行うことが主流となってきていることです。

中国の医療現場では、もちろんそれが当たり前に行われているのですが、欧米もその方向に確実に近づいて来ています。

一方、日本では、鍼灸師が鍼灸のみの治療を行うカタチから発展せず

残念ながら漢方薬の学校や学部、新しい課程が鍼灸大学に新設されるどころか、入学者の定員割れなど、中国医学を志す者は減る一方なのは非常に残念です。

『西洋医学とは違う角度から人体を診る鍼灸治療は、もう一つの医学なのです』

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