トミー:鍼治療は、「効果ある!」と知っていても少し怖くて受けられないって、
よく聞きますよね?😅
SO院長:実際には、ほとんど痛くないのですが、病院の注射💉のような”痛み“を
想像されている方が多いですね。
トミー:鍼治療を受ける際に、なるべく痛みを感じないようにするには、
どうすればいいですか?🧐
SO院長:先ず、患者様が緊張せず、力まず、リラックスして治療を受けられるように、こちらがサポートすると“痛点”等の感覚器に当たる確率が下がります。
“痛点”は、指先などに密集していますが、背中などは指先ほど多くはありません。
例えば、肘や膝の皮膚を“つねって”みてください、痛くないと思います。
その辺りは、痛点が少ないからです。痛点の多さは場所によって違います。
トミー:なるほど、リラックスして受けるといいんですね!🫡
指先に鍼治療は、あまりしないですし、痛点も大体は大丈夫ですね。😅
SO院長:実は、他にも鍼が痛点に当たったときの痛み以外に、ピリッ、ズーンなど
鍼のひびきを感じることもありますが、正確には、これは痛みではありません。
トミー:ひびきは、大丈夫なんですか?😅
SO院長:ひびきを感じることは、
経穴(ツボ)の治療効果を引き出すため、時々必要な場合があります。
トミー:そうなんですね、痛みもほとんど無く、ひびきは時々感じるぐらいなら安心ですね。😊
SO院長:痛点について説明しますね。
「痛点と鍼灸治療」
人間が皮膚で感じる感覚には、
触覚、痛覚、圧覚、冷覚、温覚などがあります。
これらの感覚を感じるのが、それぞれ、
触点、痛点、圧点、冷点、温点です。
最も多いのが触点、次に多いのが痛点です。
触点や痛点が多い理由は、触れられた感じや痛みなどの感覚は、人間にとって危険を察知するために重要で、感知した際には、即座に反応する必要があるからだと考えられています。
痛覚とは、針のような鋭いものが刺さったときに痛いと感じる感覚です。
例えば、注射の針が皮膚を刺すとき、
「チクッ」という痛みを感じます。
これは皮膚の表面に、痛みを感じる痛点があるためです。
痛点の分布密度は、皮膚の表面積や部位によって異なりますが、皮膚の表面1平方センチメートルあたり平均130ほどあると言われています。
そのため、注射の針が細いほど痛点を避けることが可能となり、痛みを感じにくくなります。
登美ヶ丘治療院の鍼治療で使用する鍼の太さは、
細いものだと0.14ミリ、
太いものでも0.25ミリほどなので、
注射針よりもかなり細いものです。
注射針の太さが、
予防接種用で約0.50ミリ、
採血用のもので0.70ミリなので、
鍼灸鍼は比べ物にならない細さです。
また、注射針は、針の中心に薬液や血液を通すための穴が空いており、先端は竹槍のような形状で、皮膚や筋線維を切って刺入されるため、痛みを伴い、出血や傷がついてしまいます。
一方、鍼治療用の鍼は皮膚や筋線維の間を通るように先端が丸みのある形
になっており、鍼を刺入しても出血することは、ほとんどありません。
しかし、鍼先が稀に痛点に当たり、少し痛みを感じることはありますが、注射針刺入時のような強い痛みではありません。
皮膚に痛点があるため、「鍼治療は無痛です」とは言いきれませんが、
鍼治療中にも寝てしまう患者様もおられるほど無痛に近いので
安心して鍼治療を受けられます。
『西洋医学とは違う角度から人体を診る鍼灸治療は、もう一つの医学なのです』





