SO院長のBLOG(記事)

トミー:耳鳴りって、原因が分からないので治療法があまりないんですよね?🤔

 

SO院長:そうですね・・・。
耳鳴りの発症機序は、まだ十分に解明されていないのが現状です。

 

トミー:それで、あまり良い治療法もなく、治りにくいんですね・・・。😭

 

SO院長:人間の聴覚は、内耳の蝸牛にある有毛細胞が重要な役割を果たしています。

しかし、加齢や何らかの要因で有毛細胞に障害が生じると、音を脳に伝える聴覚信号が、誤作動し、耳鳴りが発生するのでは?と考えられています。

 

トミー:では、有毛細胞を治す薬はないんですか?!🤔

 

SO院長:そのような薬は無く、処方されるのは血流改善薬ぐらいですね・・・。

 

トミー:なので、なかなか治らないんですね、耳鳴りは・・・。😓

 

SO院長:治療目標が、内耳の血流を良くし、蝸牛に栄養を届け、有毛細胞を活性化することなのですが、内耳だけでなく、同時に身体全体の体質改善治療を行い、血流が悪くなる原因を根本的に取り除くことも大切です。

 

トミー:なるほど、中国医学では、内耳だけでなく、身体全体から診断するのですね!!👍

 

SO院長:血流が悪くなっている原因体質が、
根本的に改善されると、結果的に内耳の血流アップ効果が、さらに高まるのです。

 

トミー:なんとか、中国医学と西洋医学の相乗効果で、耳鳴りが良くなるといいですね。😊

 

SO院長:はい。もう少し詳しく説明しますね。


 「耳鳴りの鍼灸治療」

耳の奥で突然出現する「ジーン」「キーン」といった耳鳴りは本当に辛いものです。

耳鳴りは、音源がないのに脳が音を感知してしまう症状です。

音は外耳、中耳、内耳を経て脳に伝達されますが、この経路のどこかに異常があり、脳が誤った音を感じてしまうと考えられています。

耳鳴りは、難聴や眩暈(めまい)、耳閉塞感などを伴うメニエール病と併発することが、非常に多いですが、

その他にも高血圧症、低血圧症、脳動脈硬化症、更年期障害、中耳炎、内耳炎などの関連症状としても起こります。

また、心理的要因(ストレス)などでも耳鳴りを引き起すことがありますが、ハッキリした耳鳴りの発症原因は、まだ解明されていません。

耳鳴りが、急性の内耳炎症と関連して起こった場合には、抗生物質の投与などで改善されますが、炎症以外のケースでは、耳鼻科、脳外科、内科、心療内科などで、

いろいろな治療を受けたにもかかわらず、症状が一向に良くならない場合や症状が改善しても反復的に再発してしまう場合も多く問題です。

中国医学では、

耳鳴りの原因を耳の経絡(気血が流れる通路)の気血の流れが停滞している

と診ます。

中国医学の治療では、

西洋医学の治療でもメチコバール(ビタミンB12)、アデホス(血管拡張作用)、ストミン〈内耳の血流改善作用〉を用いて血流を改善するのと同様に、

鍼灸治療、漢方薬を用いて内耳の血流を改善する治療を行います。

両者の治療方針は全く同じです。

しかし、中国医学では、全ての耳鳴り症状のある患者様に同じ治療を行うのではなく

血流停滞の原因体質やタイプを分析して、治療方法をそれぞれに合わせて選択するということが、西洋医学の治療とは大きく違う点です。

例えば、

1,ストレス、思い悩む、怒るなどが原因の肝胆火盛タイプ

2,老化、更年期障害、体力の低下などが原因の腎陰虚タイプ

3,過労、食欲不振、疲れやすい、動悸などが原因の気血両虚タイプ

4,吐き気、身体の重さ、めまい、浮腫などが原因の痰湿内停タイプ

などに、中国医学診断でタイプ分けし、同じ耳鳴り症状でも原因タイプが様々であるため、各々の原因体質やタイプに合わせて鍼灸治療や漢方薬治療を行うことで効果を上げることができるのです。

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