SO院長のBLOG(記事)

トミー:父が、高血圧症と診断され、降圧剤が処方されたそうで、「今後、ずっと服用を続けるのか・・・」と落ち込んでいます。

 

SO院長:そうですね、降圧剤は原則として一生飲み続ける必要があります。
降圧剤を服用しないと血圧が上がってしまい、心筋梗塞や脳卒中などの高血圧が原因の病気のリスクが高まってしまうからです。

 

トミー:そうですか・・・やっぱり😭中国医学でも無理ですか?

 

SO院長:動脈硬化が、そこまで進行していない、また、高齢でなければ、中国医学で改善させ、降圧剤をやめられる可能性もありますよ!
トミーちゃんのお父様、まだお若いですよね?

 

トミー:そうなんですね!🤩はい、まだ50代後半です!

 

SO院長:もちろん、適度な運動や食事の改善等、ご本人の協力も必要ですが、漢方薬や鍼灸治療で改善できます。

 

トミー:ありがとうございます!薬が大嫌いな父ですので、 そのためなら生活習慣は見直してくれると思います🙇

 

SO院長:それなら大丈夫です。お父様には、いつまでもお元気でいてほしいですね。

 

「高血圧症、生活習慣病の鍼灸治療」 

高血圧症や糖尿病、痛風などの生活習慣病は、偏った食事、運動不足、喫煙、過度の飲酒、過度のストレス、不規則な生活等が原因となり発症すると考えられています。

例えば、高血圧症は、脂っこい肉揚げ物味の濃い食事を続けることで、血管内にコレステロールが溜まり、動脈硬化が進行し、血流が悪くなり血圧が上昇することで起こります。

西洋医学では、このような高血圧症に対して

降圧剤が処方されます。

中国医学では、高血圧症の原因はいくつかありますが、その1つとして肝機能の失調と診ます。

には、

血液を貯蔵し、精神活動を調節する作用があり、

精神的なストレスが溜まると、肝の働きが停滞して「肝鬱(かんうつ)」という病態になります。

この状態を長期間改善しないと、少しずつ病態は進行し、ハッキリした自覚症状のないまま「肝火(かんか)」という熱性の病態へ悪化します。

やがて肝火の熱邪は、頭部へ上昇し始め、頭部を中心にいろいろな不調症状を引き起こします。

高血圧症、眩暈、頭痛、顔面紅潮、目の充血、耳鳴り、イライラ等です。

 

『症例』

 

Aさんの場合は、
降圧剤を飲んでも血圧が安定せず、仕事のストレスが多く、
運動する時間も取れない平日は特に血圧が上昇
していました。

平日の平均血圧は、196/105と高かったのですが、血圧を下げるために、当院を受診されました。

高血圧症の特効穴
陽陵泉穴曲池穴
さらに肝の状態を改善するため
太衝穴(肝経絡の要穴)などに鍼灸治療を2~3日に1回のペースで続けました。

数週間の鍼灸加療後、平日の血圧は160/100まで下がり、頭痛や眩暈、イライラもかなり治まりました。

Aさんは、その後、数ヶ月間の治療継続により、血圧は徐々に安定し、不眠気味だった睡眠もよく眠れるようになり、長い間、悩まされていた酷い肩こりや指のしびれ等の不調症状も改善されました。

中国医学(鍼灸治療、漢方薬)は、

「高血圧症」だけを対症治療するのではなく

その他の身体全体の不調症状も同時に治療します。

病気の根本原因から治療し、改善するのが特徴です。

西洋医学で治りにくい慢性症状でも、中国医学で改善できる症状は非常に多いのです。

『西洋医学とは、違う角度から人体を診る鍼灸治療は、もう一つの医学なのです』

<生活習慣病にならないための中国医学養生法8訓>

①少肉多菜…肉を少なく野菜を多く

②少酒多茶…酒を少なく薬茶を多く

③少糖多果…砂糖は少なく果物を多く

④少食多嚼…少量をよくかんで食べる

⑤少塩多酢…塩分は控えめに酢を多く

⑥少車多歩…車を使わずよく歩く

⑦少怒多笑…怒りを抑えてよく笑う

⑧少憂多眠…いらいらせずによく眠る

 

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