トミー:ちょっと体調がスッキリしなくて、気分が下がってます。
SO院長:えっ、大丈夫ですか?「五月病」かもしれないですね!?睡眠はどうですか?よく眠れていますか?
トミー:寝てはいるのですが、眠りが浅いようで、途中よく目が覚めます。
SO院長:「秋の夜長」の逆で、春は、夜がどんどん短く変化する季節で睡眠の質が下がりやすいです。さらに、寒暖の差も激しいことも影響して、自律神経が乱れて不調なのだと思います。
トミー:なんとか、良くなる鍼灸治療ありますか?
SO院長:自律神経を整えるには、鍼灸治療や推拿治療は大変有効ですよ。
トミー:五月病の鍼灸治療について、教えてください!
SO院長:了解しました😅
「五月病の鍼灸治療」
4月の入学や就職にともない学校や職場で新たな生活がスタートし、新しい生活環境や社会状況に
慣れないことなどが大きなストレスとなり、
新緑の瑞々しい季節に、
何故か意欲がわかない、
物事を悲観的に考えてしまう、
身体のだるさ、
疲れやすさ、
よく眠れない、
食欲不振
などの心身の症状が現れることがあります。
これを正式な医学用語ではありませんが
「五月病」といいます。
西洋医学では、このような心身の症状に、安定剤、抗うつ剤、眠剤などが処方されますが、対症療法だけで、根本的な改善が難しく、薬の副作用もあり問題です。
中国医学では、春の不調は、
“寒暑風湿熱(外部気候の変化)の邪気(気候ストレス)”が原因で起こると考えています。
西洋医学的に説明すると、
気候の変化が、自律神経に影響し、調節機能に負担がかかることで、アンバランスとなり、
内分泌系や、心身の不調を起こすということです。
社会的なストレス以外にも気候ストレスが自律神経に大きく影響していると考えています。
中国医学では、
自律神経のバランスを回復させるため、鎮静・安定作用のある経穴(ツボ)に鍼灸治療し、
交感神経の過剰な興奮や副交感神経の低下を調整し、心身の不調を根本的に改善させます。
現代医学で行き詰まった場合は別の角度から治療を試みることも大切です。


