トミー:「冷え症」の原因って、何なんですか?
SO院長:西洋医学でいうと、自律神経の調節失調、筋肉量の低下、基礎代謝の低下、ビタミンやミネラル不足でしょうか。どれも血流が悪くなる原因でもあります。
トミー:鍼治療すれば、血流が改善され、すぐ暖まりますよね!!
SO院長:確かに治療後1時間ぐらいは暖かいですが・・・😅
「冷え症」治療に来院される方のほとんどは、「慢性的な冷え症」でお困りなので、継続して根本的な治療を行う必要があります。
トミー:そんな簡単には治らないんですね💦西洋医学でもこれという治療方法もないですね。
SO院長:「冷え症」でお困りの女性は非常に多く大きな健康問題なのですが、ビタミン剤ぐらいしか薬がなく、病院でも簡単な医療用漢方製剤を処方するぐらいです。
トミー:やっぱり、中国医学(鍼灸治療、漢方薬)しかないですね!「冷え症」改善には!
SO院長:そうですね、中国医学では病気や症状の根源的な改善を重視していますから。
「冷え症」体質のそれぞれの原因を分析した上で、体質改善治療をすることで、「冷え症」を軽減できます!
トミー:さすが!!詳しく教えていただけますか?
SO院長:了解です!😁
「女性の冷え症の鍼灸治療」
冬も間近です。
中国医学の古い医学書に「寒なれば収引(収縮)す」とあるように、寒さは血管や筋肉を収縮させます。
血管や筋肉が収縮すると、身体の末梢部分に十分な血液を送り込むことが出来ず、血中の酸素や栄養が不足することで手足は冷えてしまいます。
外気温が低くなると皮膚の色は、赤紫色になり、さらに気温が下がると血液が循環できず局部は蒼白になり、しもやけなどを引き起こすこともあります。
このような外部からの寒冷を
「外寒」の邪といいます。
また、「陽気虚は内寒を生じる」といわれ、
体内のエネルギー(陽気)不足で、虚弱体質の人、腎と脾(消化器系)の機能が弱い人や高齢者などは、体内のエネルギー(陽気)を生成する力が落ちているため「陽気不足」になり、体内の冷えを生じます。
この体内の冷えを
「内寒」の邪といいます。
「外寒」「内寒」のどちらの邪から起こる冷えでも、
長期化し悪化させてしまうと、
「瘀血(おけつ)」という血液循環不良症状を引き起こす原因因子が生じ、身体の冷え症状を慢性化させてしまいます。
慢性的な冷え症の場合、
「外寒」より、「内寒」が大きく影響しており、「内寒」こそが、冷え症の根源的な原因となっています。
冬になると更に「外寒」も加わるために冷え性の症状は悪化するのです。
中国医学では、「外寒」に負けない体力や免疫力を向上する治療と同時に、「内寒」の生じる根源的な原因体質を体質改善治療します。
冷えから起こる症状には、風邪を引きやすい、関節痛、腰痛、肩こり、頻尿、失禁、生殖器系の疾患など、特に女性の症状が多いです。
『西洋医学とは違う角度から人体を診る鍼灸治療は、もう一つの医学なのです』
「冷え症の原因」
・更年期障害による冷え症・・・頭痛、動悸、生理不順、発汗、だるさ、肩こり、腰痛などの更年期症状
・動脈閉塞による冷え症・・・血栓、塞栓、うっ血性心不全、膠原病など
・内分泌疾患による冷え症・・・糖尿病、甲状腺機能低下症、副腎皮質機能不全など
・薬剤による冷え症・・・降圧薬(高血圧治療薬)など
・その他の原因による冷え症・・・老齢、栄養失調、うつ病など



