トミー:薄荷(ハッカ)って、漢方生薬ですよね?🧐
SO院長:はい。熱を取る作用があり、よく使われる生薬です。
トミー:日本産の薄荷も同じ効果があるのですか?🤔
SO院長:同じくシソ科で近い品種ですが、系統が異なるため日本の薄荷の方が、効果が強いのではないでしょうか?
ちなみに、日本の「和ハッカ」は、明治時代から北海道の北見で盛んに栽培され、品質が良く「メントール含有量が約70-80%」と非常に高く、最盛期には世界シェアの約70%を占めていたそうです。

トミー:スゴイですね!
寒い地方で取れるんですね。
日本の生薬の方が良い漢方生薬もあるんですね。😊
SO院長:他にも信州の大黄(ダイオウ)や、大和の当帰(トウキ)など、日本にも良い生薬がありますよ。
中国の漢方生薬の高騰で、これからは、国産の生薬生産が増える可能性がありますね。
トミー:チャイナリスクで、生薬が輸入できず、漢方薬の原料がなくなると困るので、全て国産を目指さないといけないんじゃないですか?
SO院長:随分とスケールの大きな話になってきましたね😅
トミーちゃんの考えも間違いではないのですが、多くの生薬は、寒冷地、温暖地、乾燥地、湿潤地、高地などいろいろな自然環境で育つので、全て日本でというのは難しいですね。
トミー:そうなんですね・・・。😭
SO院長:せっかくなので、漢方生薬の「薄荷(ハッカ)」について説明しますね。
トミー:はい。よろしくお願いします。🙇
「漢方生薬“薄荷(ハッカ)”の効果」
薄荷(ハッカ)は、シソ科の植物を乾燥させた涼性(冷たい性質)の漢方生薬です。
○薄荷の中国医学的作用
1,清熱解表(せいねつげひょう)作用で、体表の邪気を発散させ、熱を冷ますため、熱性の風邪の初期や発熱を改善します。
漢方処方では、喉の痛み、口の渇き、せき、頭痛に。風邪の引き始め、熱を伴う喉の痛みに用いる「銀翹散(ぎんぎょうさん)」に含まれています。
2,清利頭目(せいりとうもく)作用で、体上部(頭や顔)の熱を下げ、目の充血や目の痛み、めまい、頭痛、喉の痛みなどを改善します。
漢方処方では、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、にきび、顔や咽喉・鼻周囲の赤み、腫れを伴う慢性的な炎症を鎮めるために用いる「荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)」に含まれています。
3,疏肝解鬱(そかんげうつ)作用で、ストレスによるイライラ、胸のつかえ、身体の緊張などを改善します。
漢方処方では、ストレスやホルモンバランスの乱れによるイライラ、月経不順、不眠、のぼせ、肩こりなどの改善に用いる「加味逍遙散(かみしょうようさん)」に含まれています。
4,健胃(けんい)作用で、胃の働きを活性化し、消化を助けるため、食べ過ぎや胃もたれ、などの胃の不調を改善します。
中国の漢方処方ではないですが、多くの和漢胃腸薬、例えば「太田胃散整腸薬」などにも含まれています。
薄荷(ハッカ)は、日本でも身近な植物で、メントールの清涼感を得るためのミントタブレットや飴、ガムなどのイメージが強いですが、多くの漢方薬に用いられる重要な漢方生薬です。
「中国医学は、古くて最も新しい医学なのです」



