SO院長のBLOG(記事)

トミー:​尿失禁や頻尿にも鍼灸治療は効果あるのですか?

SO院長:効果ありますよ。WHOの鍼灸適応疾患にも含まれていますので。

トミー:​悩まれている方は多いと聞きますが、病院ではなかなか治らないそうです。

SO院長:女性の4割を超える2000万人以上が、尿失禁や頻尿で悩まされているといわれているほどですから。

トミー:そんなに多いのですね、だからTVなどで、尿漏れパッドのCMが流れているのですね。
鍼灸治療で軽減できるならすごく喜ばれる方が多いと思います。

SO院長:はい。ですが、鍼灸治療が有効って知らない人の方が多いので、解説を付けておきますね。

 


西洋医学の治療法は、基本的には投薬、時には手術をすることもあります。

中国医学の鍼灸治療では、排尿を司るとされる腎に問題があると診て、まず腎の働きを改善する腹、足、背中などの経穴(ツボ)を中心に刺鍼し、腎の働きを正常な状態に向かわせ全体の調整をします。

さらに、局所的な機能回復のため、骨盤表面の膀胱上部のツボに刺鍼し、そこへ低周波治療器を用いピリッ、ピリッと一定の低周波を加えると骨盤底筋群の収縮・弛緩が誘発され、尿道周囲の筋肉を鍛え尿失禁に効果があります。

また、同時に膀胱が過敏に収縮する症状や、尿道の収縮・弛緩の働きも改善され、頻尿症状に対しても効果があります。

急性炎症性疾患(膀胱炎、尿道炎)、に対しては病院で処方される抗生物質などのお薬で治りますが、反復的に炎症を起こしたり、慢性化したりする場合には、鍼療法で根本的な原因を改善することが大切です。

 

1.腹圧性尿失禁

→クシャミなどによる生理的な反射や階段の昇り降りなどの動作がきっかけとなり、お腹に圧力が加わったときにおきる尿失禁。

 

2.切迫性尿失禁

→前触れもなく突如として尿がしたくなり、その高まりが急なため、トイレまで間に合わなくなって尿が出てしまう尿失禁。

 

3.頻尿

→膀胱に少しでも尿がたまると、トイレに行きたくなる。そのためら尿の回数が多くなる。

 

4.溢流性尿失禁

→ダムの水が溢れるように、パンパンに膨れた膀胱から尿が溢れ出る。これには、尿が出にくくなる排尿障害(前立腺に関わるもの:男性のみ、尿道狭窄:女性は稀)が必ず前提にあり、この疾患は男性が多い。

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