SO院長のBLOG(記事)

トミー:婦人科で不妊治療を受けられている夫婦の割合ってどれくらいなんですか?!🤔

 

SO院長:10年ほど前までは「10組のご夫婦のうち1組」が不妊治療を受けているといわれていました。
ですが、最近のデータでは「6組に1組」まで、不妊治療を受けるご夫婦の割合が増えてきています。

 

トミー:なぜ、増えてきたのでしょうか?🧐

 

SO院長:やはり一番は、女性の社会進出が進み、晩婚化が進んできたからだと思います。

 

トミー:「年齢の影響」なんですね。

 

SO院長: 女性の平均初婚年齢も、年々高くなり、ついに2022年には30歳となりました。

 政府も少子化の中、不妊治療を重視して、2022年、不妊治療に健康保険適用を始めました。

 

トミー:日本以外にも不妊治療に保険適応の国ってあるんですか??🤔

 

SO院長:スウェーデン、ドイツ、あと韓国が2017年から適応になりました。

 

トミー:たったの3ヶ国、決して多くはないですね😭

 

SO院長:ちなみに中国では、高度生殖医療は保険適応外ですけど、不妊治療に対する鍼灸治療と漢方薬には保険適応です😊

 

トミー:日本では、不妊治療に対する補完医療である鍼灸治療と漢方薬は、保険適応外のままで残念です。

 

SO院長:そうですね。それでは、日本や中国での不妊鍼灸治療などについて説明しますね!

 

「女性の病気と不妊鍼灸治療」

15年ほど前、「登美ヶ丘治療院で、鍼灸治療で不妊症を克服された患者さんが居られる」ことを紹介すると、ほとんどの方に非常に驚かれたのを覚えています。

当時すでに、欧米では、中医師を中国から招いて、高度生殖医療での不妊治療の現場に鍼灸治療を補完医療として取り入れ始めていました。

ですが、当時の日本では、中国が隣の近い国であるにもかかわらず、不妊に鍼灸治療なんて全く知られていませんでした。

日本には中国医学をベースに日本の東洋医学が存在し、鍼灸従事者も居たにもかかわらずです。

現在もそうですが、日本では、総合病院などの大きな医療施設で、鍼灸治療が全く行われず、治療効果などのエビデンスを集めにくい現状があります。

このような状況から、日本の鍼灸治療は

どのような疾患に対しても治療内容についての足並みが揃わず、各個人鍼灸院で、それぞれの方法で鍼灸治療を行っているのが実態です。

現在では、やっと不妊鍼灸治療を行う鍼灸治療院が日本でも増えてきましたが、中国の大学病院で行われているような、世界標準のWHOに認められたTCM(中国伝統医学)に基づいた正式な不妊鍼灸治療を行っている院は非常に少ないのが現状です。

中国では、古くから女性特有の症状(月経不順、不妊症、更年期障害など)に対して鍼灸治療や漢方薬治療が行われてきた長い歴史があり、膨大なエビデンスを示す学術論文があります。

しかし、残念ながら日本では、明治維新以降は、西洋医学中心の医療にとなり、鍼灸治療や漢方薬治療は、衰退し続けてきました。

 

世界が予防医学や代替医療として中国医学を積極的に取り入れている現在の潮流の中、そろそろ日本でも本当の意味で鍼灸治療や漢方薬治療を医療現場に正式に取り入れていくべきだと思います。

不妊治療に鍼灸治療が
有効であるエビデンス

1,米メリーランド大学医学部の研究では、体外受精(IVF)を受けた女性1336人を対象に、胚移植から1日以内に鍼治療を受けた女性とそうでない女性を比較したところ、妊娠率が65%高かった。

2,赤坂の美馬レディースクリニックでは、人工授精と鍼灸を組み合わせた場合、人工授精のみの場合と比べて妊娠率が10%高く、流産率も10%低かった。

2,体外受精と統合医療として鍼灸治療を併用して行うハイブリッド方式では、通常の体外受精と比べて30%以上、妊娠率が向上した。

 

『西洋医学とは違う角度から人体を診る鍼灸治療は、もう一つの医学なのです』

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