SO院長のBLOG(記事)

トミー:漢方薬って、病院でもよく使われているイメージあるんですが・・・。🧐

 

SO院長:2024年度の医療用漢方製剤全体の市場は、薬価ベースで2,280億円、医療用医薬品に占める割合は、たった2.0%程です。

 

トミー:えっ、少ないですね。😱
全体の1割りにも満たないんですね。

 

SO院長:本来は、世界と同様に、もっと増えていてもおかしくないのですが、日本では1996年に「小柴胡湯」の死亡例も含む副作用報告があり、安全と思われていた漢方薬で死亡例があったというショックから、一度、漢方薬の運用が極端に減ったことも関係していると思います。

 

トミー:そうなんですね・・・。
でも、漢方薬にも副作用があるんですね!?😅

 

SO院長:中国に「是薬三分毒」という言葉があります、意味は、直訳すると「薬は三分の毒である」、正確な訳は「薬は使い方次第で毒にもなる」という意味です。

 

トミー:なるほど。
副作用というより、使い方が悪いと毒になってしまうってことですね。🤔

 

SO院長:「小柴胡湯」の事故も、漢方薬が中国医学の診断に基づいて処方運用されず、慢性肝炎患者であれば、どのような患者であっても「小柴胡湯」を処方するという、中国ではありえない処方方法が原因だったのです。

 

トミー:現在でも、病院で漢方薬を出す際に、中国医学的な診断って、されてないですよね?😭

 

SO院長:残念ですが、できてないですね。
そのため国内シェア85%のツムラは、漢方薬のみの普及を見直し、漢方医学(中国医学)の普及を図るという方針に変更し、漢方薬運用講座などを多く開催してはいるのですが・・・。
根本的には、日本では中国医学の診断法などを学ぶ大学など教育システムがないため、中国のような正確な漢方薬運用の実現は難しいですね。この事も、日本で漢方薬治療が普及しない大きな要因です。


ですが、日本でも、漢方薬に興味のある医師が、いろいろな漢方医学会、東洋医学会などに所属し、中国医学を有志で学び、正確な漢方運用をされているケースもあります。

 

トミー:それは、素晴らしいですね。👍

 

SO院長:したがって、日本では、なかなか中国医学治療は発展していません。

しかし、近年の世界での中国医学治療の発展状況は、目覚ましいです。
少し紹介しますね。

 

トミー:はい。よろしくお願いします。🙇

「中国医学治療(鍼灸治療や漢方薬)、世界市場規模の成長予測」

 

『植物(漢方薬、自然薬、ハーブ)療法と鍼治療の世界市場規模は2023年の806億ドルから2034年までに6,000億ドルを超える見込み』

という記事が、アメリカのプレスリリース配信サービス「GlobeNewswire(グローブ・ニューズワイヤー)2025.1.31」のWebサイトに掲載されています。

研究リポートでは、植物(漢方薬、ハーブ)療法と鍼治療の世界市場規模は、2023年には806億8,000万ドルを占めていたが、2024年から2034年の予測期間中に 毎年20%強で成長し、2034年までに7倍以上の6,011億1,000 万ドルに達すると予想されています。

これは、慢性疾患などに対する代替医療補完医療として、鍼治療、漢方薬、自然薬、ハーブなどの医療現場での運用増加が要因の一つです。

近年は、様々な症状の安全かつ効率的な治療法として鍼治療や植物(漢方薬、ハーブ)薬の使用を支持する内容の科学的研究結果報告も増えているため、患者自身も有害な従来の薬より、安全な自然由来のホリスティックな医療を選択するケースが増えてきているからです。

また、同様に、鍼治療に使う鍼灸治療用の針の市場規模の成長率も右肩上がりです。

『世界の鍼治療針市場は2032年までに5億9,600万ドルに成長する見込み』というSpherical Insights & Consulting(スフェリカルインサイト&コンサルティング)が発行した調査レポートによると、世界の鍼治療針市場規模は、2023年から2032年の予測期間中に9.5%の複合年間成長率(CAGR)で、2022年の2億4,000万ドルから2032年には2倍以上の5億9,600万ドルに成長する見込みだそうです。

中国医学治療(鍼灸治療や漢方薬)の市場規模や、鍼治療に用いる針の市場規模も、どちらも拡大傾向で、世界的に発展し続けていることがよく分かります。

しかし日本では代替医療や補完医療として、鍼灸治療や漢方薬の運用が遅れているため、世界の様には、拡大発展していません。

このような日本の現状は、様々な慢性疾患などに苦しむ患者さん達にとって、日常生活の質の向上や維持する機会を得られないという非常に残念な状況なのです

『中国医学は、現代医学とは違う角度から人体を診る、もう一つの医学なのです』

一覧に戻る

LINE@予約

0742-48-5556