SO院長のBLOG(記事)

トミー:治療中に、よく患者さんから「鍼って、どのぐらい入ってるの??」って聞かれます😅

 

SO院長:経穴(ツボ)の位置や、患者さんの体格にもよりますよね。

 

トミー:鍼灸学校の学生時代から思っていましたが、日本では、あまり深くは刺さないですよね。😅
でも、SO院長はツボの場所によっては、かなり深いケースも多いですね。

 

SO院長:僕流で、僕が深く鍼を刺入するというより、基本的にそれぞれのツボによって、刺入深度には決まりがあります。

 

トミー:登美ヶ丘治療院以外でも見学したことがありますが、ほとんどの院で、浅めですよ。😱

 

SO院長:僕も同感です。
日本では、浅くしか鍼を打たない傾向がありますね・・・。

鍼灸学校では、研修インターン制度もなく、臨床で正確に深く安全に刺入することを学ぶ機会が無いことが原因の一つだと思います。

 

トミー:浅い刺入だと効果ないのでしょうか?🤔

 

SO院長:日本には「超浅刺」という刺針方法で治療する流派までありますが、効果については、僕にはよく分からないです。
新しい刺鍼法として、比較実験などのエビデンスがないので。

 

トミー:そうなんですね。😓

 

SO院長:僕は、ツボの位置や鍼を打つ際の深さは、基本に忠実に行うことが大切だと思っています。

鍼治療の刺鍼深度について説明しますね。

 

トミー:はい、よろしくお願いします。🙇

 

「鍼治療で、鍼はどのぐらいの深さまで刺入するのか?」 

日本の鍼灸学校では、経穴(ツボ)の平面的な正確な位置(取穴方法)は、詳細を学びますが、刺鍼深度までは、あまり学校でも丁寧に教えていないように感じます。

立体的にどの深さまで、解剖学的にどの組織が目標として刺入されているのか等が曖昧で、卒業後も各鍼灸師で深度に個人差があるというのは、本当に問題です。

中国の古い針灸書籍「針灸聚英(高武著1529年)」には、各経穴(ツボ)ごとに、刺針する深さを詳しく示しています。

同様に、現在の中医薬大学での針灸学の授業でも、刺針深度まで、正確に教育することが続けられてきました。それぞれの経穴(ツボ)の正確な刺入深度を学び理解することは、鍼治療の治療効果に直結する非常に大切なファクトです。

実際の臨床現場では、針治療の刺針の深さは、基本的な刺針深度をベースに、経穴(ツボ)の位置や患者の体格、治療目的に応じて柔軟に調整する必要があります。

針の刺入の具体的な深さを臨床経験に基づいて中医師が判断し、微調整することで、

得気(とっき:鍼の響き)を得ることができ、その結果、治療効果が発揮されるからです。

 

 

 『刺針深度の基本的要因』

※(刺入深度は、本来は骨尺(骨度法)で表しますが、理解し易いようにcmを使用)

①経穴(ツボ)の解剖学的位置

四肢 (合谷、足三里など) の経穴は、皮膚や筋肉が比較的に厚いので0.5〜2.5cm刺針。

頭部、顔面部 (印堂、太陽など)の経穴は、皮膚が薄いため、通常は0.3〜0.5cm浅い刺針。

胸部、背部 (壇中、肺腧など)の経穴は、内臓の損傷や気胸の誘発を避けるために0.3〜1 cm刺針を厳守。

② 患者の体格差

痩型、肥満型:肥満の人は腹部や臀部の経穴に3〜5 cm深めに刺針する必要があるが、逆に痩せている人は基準よりも浅い刺針。

年齢、体質:子供や虚弱体質の場合には浅く刺針(0.2〜0.3 cm)、成人や筋肉質の場合には適切に深度を調節する。

敏感度:痛みに敏感な患者には、刺激の量を減らすために針をゆっくりと刺針し、比較的浅い刺針で得気が得られる。

③病気の性質と治療目標

急性疾患、慢性疾患

例えば、急性腰痛は、深めの刺針で効果が得られやすい慢性疾患の不眠症などに対しては、浅い刺針が、効果が高い。

補法と泻法手技補法で気血を調節する場合には浅く刺針泻法で邪気を除去する場合には、少し深く刺針。

特種な針治療

例えば「透刺法(外側の経穴から内側の経穴まで針を貫通する)」を用いる場合には刺入深度は深い。例えば、内関穴から外関穴に透刺には約2〜3cmの刺入深度。

 


「登美ヶ丘治療院では、WHOに医学として認定された中国医学(T.C.M)=世界標準の正式な漢方鍼灸治療を行っています。」

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