SO院長のBLOG(記事)

トミー:認知症の患者さんって増加傾向にあるんですよね?🧐

 

SO院長:はい。日本では、2025年には65歳以上の高齢者の約5人に1人が認知症になると推計されており、社会的な課題となっています。

人は、身体のどの機能が衰えても大変ですが、脳が衰える認知症は特に辛いですね。

 

トミー:中国医学(鍼灸治療、漢方薬)では、どのように治療してきたのでしょうか?🤔

 

SO院長:肝腎かなめ」の肝腎を補う漢方薬や鍼治療は、認知症などの予防に有効ということは、中国では一般的によく知られています。

腎の働きを助ける作用がある
“六味地黄丸系”の漢方薬などが有名です。

 

トミー:そうなんですね。
なぜ、「腎」が関係あるのですか?🤔

 

SO院長:「腎」は生命活動の源である精を蓄え、脳の働きを支えると考えられています。

腎の機能が低下すると、脳の働きも衰え、認知症につながります。

 

トミー:なるほど、それで中国では「肝心かなめ」ではなくて「肝腎かなめ」なんですね。😅

 

SO院長:もともとは「肝腎」が正解ですよ。
中国医学から来た言葉ですから。

昭和31年の「同音の漢字による書きかえ」で変わってしまったそうです。

 

トミー:僕は、今後は「肝腎かなめ」を使っていきます!🫡

 

SO院長:さすが、中国医学を勉強中のトミーちゃんですね!

もう少し、認知症に対する最近の鍼治療研究などを紹介しますね。

 

トミー:よろしくお願いします。🙇

「四関穴への鍼治療が、アルツハイマー型認知症に有効」

四関穴*(太衝穴、合谷穴)への鍼治療が、アルツハイマー型認知症患者の脳のつながりを強化」という記事が、アメリカ・カリフォルニアのHealthCMiのWebサイトに掲載されました。(2025.1.18)

『最近、“Frontiers in Neuroscience”誌に掲載された研究内容は、鍼治療がアルツハイマー型認知症(AD)に対して効果的であるという根拠を示しています。

研究者らは、四関穴(太衝穴、合谷穴)への鍼治療によって、記憶と認知統合に重要な脳領域である後脳梁板状皮質(RSC)における機能的連結性に有意義な変化が見られることを明らかにしました。この変化は、この深刻な神経変性疾患との闘いに新たな希望をもたらすものです。』

アルツハイマー型認知症は、脳の神経細胞が減少・萎縮し、認知機能が低下する病気です。

主な原因は、脳内にアミロイドβというタンパク質が蓄積することや、タウタンパク質の異常凝集などが考えられています。

これらの異常によって、神経細胞が破壊され、脳の萎縮が進むことで、記憶障害、見当識障害、実行機能障害などの症状が現れます。

今回の記事では、

鍼治療がアルツハイマー型認知症に対して効果的な治療法である可能性があるということが紹介されています。

アルツハイマー型認知症に対する鍼治療の効果が科学的に解明され始めています。

中国では、一般的な認知症に対する鍼治療では、「肝腎両虚」をベースとして、内臓全体の機能低下により、気滞、血瘀、痰湿などが発生し、気血津液の頭部への循環障害が起こると考えています。

気血の流れを阻害するそれぞれの原因に対する根本的な改善治療と、さらに、健脳作用がある百会穴、四神聡穴、印堂穴、神庭穴、風池穴などの頭部の経穴(ツボ)に直接的に鍼治療することで頭部の気血の流れを促進する。

*中国医学では、

「太衝」「合谷」は経穴(ツボ)の組み合わせとして「四関穴(しかんけつ)」と呼び、

脳の興奮状態が続いて、不眠、気分が落ち着かない、イライラ、など

心身共に強い過緊張がある場合に、全身の気の流れの滞りを解消する為によく用いる配穴法です。

「中国医学は、現代医学とは、違う角度から人体を診る、もう一つの医学です」

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