トミー:医療専門学校で、鍼灸科が定員割れする学校もあるって聞きました😱
SO院長:そうなんです。日本では鍼灸師という仕事をしたいと思う人が減っているのかもしれません・・・。
トミー:でも、以前、SO院長が受験した頃は、倍率が凄く高かったと言っておられましたよね。🤔
SO院長:当時、関西には5校ぐらいしかなかったので入学するのは厳しく狭き門でした。
トミー:そうなんですね!
現在は、本当に鍼灸を学びたい学生が減ってきてるのでしょうか?😭
SO院長:先週末に訪問した四国医療専門学校でも、鍼灸学科2部(夜間部)の学生募集を2023年度以降から廃止したと聞きました。
トミー:やっぱり実際に起こってることなんですね。それは大変残念ですね。😰
どうして、このような状態になってしまったのでしょうか?
SO院長:いろいろ、理由はあると思いますので、僕の考えを説明しますね。
トミー:よろしくお願いします。🙇
日本では、20年前まで鍼灸学校や鍼灸を学ぶ学生は増加傾向にありましたが、その頃をピークに学生は減少傾向にあります。
特に、コロナ禍明けのここ数年は学生の減少が顕著で、各学校が鍼灸学科の募集人数を縮小したり、夜間部が廃止されるケースが増えています。
しかし、欧米では、中国医学を専門的に学べる大学や専門学校が増加しており、中医師の資格を取得するためのコースは、大変人気があります。
学生数も増加し、オンラインコースやワークショップなども盛んに行われ、益々普及し、発展を続けています。
欧米の中国医学(鍼灸治療、漢方薬)の発展の流れとは全く逆に、日本では衰退し始めていると言っても過言ではありません。
では、日本で鍼灸を学ぶ学生が減少しているのは、よく原因として上げられる“少子化の影響”だけなのでしょうか?!
僕個人の考えでは、少子化だけが原因ではないように思います。
例えば、同じ医学の道、医学部に進む学生は、同じように少子化の影響で減っているのか?というと、実は、全く逆で、学生は増加しています。
一般的に、医学部の倍率は年々上昇傾向にあり、20年前よりも現在の方が遙かに高くなっています。
特に、国公立大学医学部の倍率は、非常に高くなっています。このように、全く少子化の影響を受けていないのです。
要するに、残念ですが若い世代に鍼灸師という仕事に魅力を感じてもらえていないという問題が現実としてあるのだと思います。
僕は大きく3つの理由があると思っています。
1,学校で学べる期間が短く、6年間大学で学ぶ中国に比べると半分の3年間しか学べない上、実際の臨床を学ぶインターン制度もないままに卒業するため、専門性が深められず卒業後の将来に不安を感じる。
2,鍼灸医療スキルが低い新米鍼灸師は、鍼灸療法を補助的に利用する整骨院、老健施設、リハビリ科、訪問マッサージ、美容サロンなどに就職するのが既定路線。部分的に簡単な鍼灸治療を行うだけの単純な仕事で、鍼灸技術が広範囲に向上できず、独立できない。
3,鍼灸治療は、保険適応ではなく、実費治療となるため、患者さんが費用面で通院を続けられないケースが多い。鍼灸院を開業できる鍼灸師も少ない中、鍼灸院の開業後廃業率は数値にして30~50%とも言われており、開業から数年を超えるとその割合がさらに増加するという厳しい現実がある。
「中国医学は、現代医学とは、違う角度から人体を診る、もう一つの医学です」




