トミー:そもそも、鍼灸治療が効くのはどうしてですか?🧐
SO院長:人に鍼を打つと、鍼が刺入した部分に血液が集まります。
皮膚の防衛反応ですが、異物が侵入すると同時にバイ菌も入る恐れがあるので、そこへ血液を多く送り、白血球でバイ菌をやっつけようとするのです。
※ちなみに鍼は使い捨ての無菌なので大丈夫です😅
トミー:それで、打った鍼の周囲の皮膚が赤くなるんですね!
患部に新しい血液が届いて症状が改善されるんですね!
SO院長:その通りです!
血液が流れて来ると白血球だけではなく、赤血球も含まれているので、赤くなります。
新しい血液に含まれる栄養素や酸素が作用するのです。
トミー:運動器系疾患は、それで改善するんでしょうけど、内科疾患などは、直接内臓に鍼を打てないじゃないですか?
SO院長:内臓の疾患などに対しては、内臓を支配する自律神経系に働きかける経穴(ツボ)への鍼刺激により、内臓の働きが良くなるのです。
トミー:そうなんですか🤔すごいですね!!
SO院長:日本では、中国ほど鍼灸治療が本当の意味で普及しておらず、多くの内科疾患に鍼灸が有効であることはあまり知られていません。
トミー:それは、残念ですね!なんとかこのブログを通じて、日本の皆さんにも知ってもらいましょう!
SO院長:はい😊 頑張ってブログで鍼灸の情報発信をしていきます!
「不思議によく効く鍼灸治療」
暑い夏を過ごし、夏の疲れで体調の崩れやすい時期です。
まだまだ涼しい心地よい季節は、先のようです…。
夏の疲れが溜まったこの時期の身体に、
さらに過労やストレスが加わると、何かしらの病気を引き起こしてしまいます。
そこで、病気になる前のこのような不調状態を
“未病“と呼び、中国医学(鍼灸治療、漢方薬)では、身体の不調やアンバランス状態を回復させて病気を防ぐ治療を行います。
このような、病院で受診したり薬を飲むほどの必要性はないが、なんとなくスッキリしない体調不良に対して、鍼灸治療は大変良く効きます。
では、なぜ鍼灸治療は効くのでしょうか??
●鍼灸治療が効く理由●
1,血管を拡張し、血液の循環が良くなることで、細胞にエネルギーや酸素が供給される。
2,脳の神経細胞から中枢神経内に痛みを和らげるホルモンが放出され、痛みを抑える。
3,副交感神経が優位になり、脳や身体がリラックスする。
4,内臓や血管などを支配する自律神経系に働きかけ、内臓の働きが活発になる。
5,白血球・赤血球・リンパ液が増え、生体防御機能が高まり、免疫機能が活性化する。
私は、5年間の中国での留学研修時、鍼灸治療が各種疾患に対して、大変有効であることを目の当たりにしてきました。
鍼灸治療が肩こり・腰痛など運動疾患にしか効かないというのは大きな誤解です。
中国医学は現代医学とは違う角度から人体を診る医学。
鍼灸には実に多くの治効作用があります。


