トミー:最近、スマホの見過ぎで、眼が疲れて乾燥して困ってます😢
SO院長:もしかしたら、眼だけではなくて、肝臓の働きが低下してるかもしれないですね。
トミー:僕、肝臓が悪いんですか??😲なぜ、肝臓と眼が関係あるのですか??
SO院長:眼球は毛細血管がびっしりと張り巡らされていて、血液を多く必要とする器官です。
肝臓の働きが鈍ると、眼に健康な血液が十分に行き渡たらなくなるからです。
トミー:確かに肝臓は、いろいろな栄養素を貯蔵しているって聞いたことあります。
SO院長:よく知ってますね!👍血液の赤血球を作るために必要な葉酸やビタミンB12を貯えています。
トミー:なるほど!貯えが不足すると眼に栄養が届かないんですね。
SO院長:その通りです!酷くなると白眼が血走り、目の周りにクマまで出やすくなります。
トミー:それは、気を付けないと!!まだ、彼女いないので😓
SO院長:あっ、そのためですか・・・😅中国医学的にも説明しますね。
眼精疲労と肝臓
最近はスマホ、タブレット、パソコン等の普及により、現代人は眼を使い過ぎて眼球周囲の筋肉や視神経に疲労を蓄積させてしまっています。
その結果、
眼精疲労(疲れ眼)・視力障害、
さらには、頭痛・肩凝り・吐き気・イライラ・不眠・無気力・鬱的症状など、自律神経の失調症状まで引き起こしてしまうこともあります。
ほとんどの眼精疲労は、眼科での検査結果も
“異状なし”の場合が多く、疾病とまでは言えません。
また、これといってスッキリ治る特効薬もありません。
眼の休息や眼球周囲の筋肉を動かす体操などによって少しは回復、改善できます・・・。
しかし、毎日の仕事で、パソコンなどの機器を使うことを減らすことができず、
ついつい眼を酷使しすぎてしまい、眼精疲労症状は、蓄積される一方となり問題です。
眼精疲労症状は、物が見えにくい、眼が、重い・ショボショボする・痛む・充血する・乾くなど様々ですが、このような諸症状の軽減に、鍼灸治療は、非常に即効性があります。
眼の周りの太陽穴や晴明穴などは、代表的な有効な経穴(ツボ)です。
しかし、現代社会はストレスが多く、ストレスが肝を傷つけ、肝血を消耗し、
肝血虚(かんけっきょ)状態になると
肝の血が不足しているため、眼精を滋養できず、慢性的な眼精疲労が生じます。
また、中国医学では
眼と肝臓は経絡により、繋がっていると考えるため、
肝が弱ると眼にも影響し、眼精疲労症状を悪化させると考えられています。
このような単純性眼精疲労ではなく、慢性的な眼精疲労の場合、眼の周りの経穴だけに鍼灸治療をしてもなかなか改善されません。
このような場合には、
眼の周囲治療プラス、根本治療として肝血虚症状の改善治療を同時に行う必要があります。
このように、総合的に治療することで、酷い眼精疲労も改善することができるのです。


